3月初週のデジタル家電販売8.9%減
新型コロナウイルスの影響は、様々な業界へと飛び火しており、デジタル家電製品の販売にも色濃く出始めました。
販売金額の前年比を週次でみていくと、横浜港に寄港していたクルーズ船から陰性の乗客が下船を開始した2月19日を含む2月第3週(17~23日)から影響が出始めており、売り上げが前年比で7%以上下落。
さらに政府が全国の小中高校などに休校を要請した同月27日の翌週の3月第1週は8.9%減とマイナス幅を広げたようで、さらには実店舗の売り上げは16.8%減と大幅に縮小した一方、ネット通販の売り上げは逆に10.9%の増加という結果に。
政府が活動自粛を要請したこともあり、外出を控える動きは広がっていましたから、その売り上げがネット通販にシフトしたのもうなづけますよね。
また、製品カテゴリーごとにも明暗がくっきり分かれているようで、現在、大幅に売り上げを伸ばしているのがPCカメラなのだそうで、USBで接続するタイプは2月第1週に売り上げが伸び始め、3月に入って大幅に増加し、ピークの3月第1週では約4倍も伸びているのだそうで、この他、ゲーム用を除くUSB接続のヘッドセットも伸びていて、なんと3月第1週のピークで2.6倍にも登るのだとか。
その多くは企業がテレワークなどを始めた結果、必要な周辺機器の購入ということですけど、テレワークでPCカメラってちょっと嫌ですよね。
そこまで監視されるなら、会社に出社したほうがマシなような気もしますけどね。
また、外出自粛ということから自宅で過ごす時間が増え、デジタル家電分野でもグーグルの映像配信端末「クロームキャスト」の売り上げが週を追うごとに伸びており、3月第2週では2.3倍になったのだとか
ただでさえ、TV離れが加速している中、このような状況では、HuleやNetflixなどのサブスクリプションサービスが人気となっていくのは当然の流れなのでしょうね。
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